今週も「このFoil見たことあるけどこれ何?」という疑問にお答えするべく、パッと見では正体の怪しいプロモ達を紹介していきたいと思う。早速いってみよう。
2003/07/26
ルフ鳥の卵
8th以前の基本セットにはプレリリース・トーナメントは存在しなかったが、マジック10周年を祝う意味も込めたこのセットの発売に合わせて「グローバル祭典トーナメント」というものが行われた。発売の一週間前に行われたこのイベントは、実質プレリではあったが、「リリースイベント」という区分をされることとなった。このカードは、10周年記念特別仕様のプロモとしてこのトーナメントの参加者に配布された。
2004/11/20
Ass Whuppin'
「グローバル祭典トーナメント」から1年以上経って、ようやく正式な「リリースイベント」が行われた。それはかのジョークエキスパンション「Unhinged」の発売に合わせて行われたものだ。大々的なプロモを行うようなセットではないが、何もないのはそれで寂しい…という経緯で行われたのだろう。以降「リリースイベント」は、新セットが発売された翌週末にプレリと同じ形式で行われ、参加者32名に配布されることとなった。ちなみにこのイベントは北米および南米限定であり、他の地域では過去に存在した大型プレリの後にショップなどで行われた小規模のプレリで配布されるなどの形で出回ったのだ。
2005/02/04
武道家の学徒/樫倒しの伊馳我
「神河謀反」リリースイベントにて配布されたのはこのカード。反転カードの見た目のインパクトもさることながら、リリースイベント独自のFoil加工も注目すべき点だろう。
2005/06/03
霊光の略奪者
「神河救済」のプロモも特別仕様のFoilであり、(「神河謀反」の時はカードの構成上無理だった)テキスト欄の背景に浮かび上がるエキスパンション・シンボルも復活している。
2005/07/29
大地の怒り
最初のリリースイベント・プロモから2年、再び基本セットでのリリースイベントがやってきた(当時の基本セットは2年に1度の発売だった)。このプロモに選ばれたのは《大地の怒り》であるが、これは「ある地域」を除いた世界中で配られたものだった。ではそのある地域とは?
………
2005/09/24
シヴ山のドラゴン
言語を見ていただくと分かるかもしれないが、これはロシア語のプロモだ。そう、「ある地域」とはロシア、そしてウクライナとベラルーシだ。他国より遅れること2か月、マジックは初のロシア語版として北の大地へ進出したのだ。これを記念して、リリースイベントで配布されたプロモは特別仕様となったのだった。
2005/10/07
ディミーアのギルド魔道士
ラヴニカのリリースイベントでは、セットの目玉でもあったハイブリッド・カードがプロモ化された。個人的には、初代ラヴニカがもう8年前というのが驚きである。
2006/02/03
グルールのギルド魔道士
ギルドパクトのリリースイベントでは、前回と同じサイクルであるギルド魔道士がプロモ化。テキスト欄の背景のギルドのシンボルがカッコいい1枚だ。
2006/05/05
アゾリウスのギルド魔道士
ラヴニカブロック、そしてギルド魔道士サイクルの締めくくりはアゾリウス。青白ハイブリッドに特殊Foilが映える素敵な1枚だ。
2006/10/06
突然のショック
続く「時のらせん」もアンコモンのカードがプロモとなった。特別な加工はさらに進み、テキストの背景にエキスパンション名のロゴが入るようになり、何のエキスパンションのプロモなのかがより分かりやすくなった。
2007/02/02
垣のトロール
「次元の混乱」では、同セットの売りのタイムシフト・カードの一つであるこのトロールがプロモになった。タイムシフト特別の、木の年輪が入ったテキスト欄にロゴが合っていてスタイリッシュな1枚となっている。
2007/05/04
嵐の精体
「未来予知」のプロモは勿論、通称「未来枠」と呼ばれるタイムシフト・カードの1枚だ。未来枠に特殊加工が合わさり、もはや別のカードゲームのような雰囲気さえある。
2007/10/12
叫び大口
この「ローウィン」を最後に、リリースイベント・プロモは終了することになる。プレリそのもののシステムなどの変更により、このプロモは一新されることになる。この系譜は現在「発売記念週末プロモ」として継がれているのだ。《叫び大口》はカードとしての強さでも、このプロモの最後に相応しい1枚だった。
今週はここまで。次回も貴方が知らないプロモと出会える…かもしれない。お楽しみに!
| |
|
|
|
|
|
|