さて、早いもので来週10月19・20日はテーロスのゲームデーである。ゲームデーとは、新エスパンション発売後約1か月後の週末に行われるスタンダードの認定トーナメントであり、店舗で主催されるこれに参加・あるいは上位に入賞すると特別なプロモが貰えるという、プレイヤーからすればオイシイ大会だ。早速、その歴史を振り返ってみたい。
黎明をもたらす者レイヤ
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最初のゲームデーとは「第10版」発売記念イベントと兼用で行われたのだった。このイベントでは参加賞として、特別な加工のこの天使を貰うことが出来た。このプロモ、お気づきの方もおられるかもしれないが、以前紹介したリリースイベント・プロモと酷似しており、リリースイベントとそれに続く発売記念パーティの橋渡し的なポジションにあるカードだ。でも配布されたのはゲームデー。うん、ややこしい。
2009/08/14-16
ナヤの滞留者
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ゲームデーが現在のスタンスとなったのが、この2009年8月のゲームデーからだ。「アラーラ再誕」のゲームデーとして行われたこのイベント、参加賞は同セットのコモンのイラスト違いFoilだ。
茸の番人
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そして、同トーナメントの上位賞として配布されたのがこのレア。以前に紹介したCHAMPSプロモ(リンク)の流れを汲むボックスレスのデザインに加えて新イラストという特別仕様だ。この時は上位賞のみがこの仕様だったが、これ以降は参加賞と上位賞ともに新規イラストのボックスレスとなった。
2009/ 10/31
ニッサに選ばれし者
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「ゼンディカー」が発売された後に行われたゲームデーより、新エキスパンション発売後1か月のサイクルが出来上がっていく。このセットで復帰したというプレイヤーも非常に多く、たくさんのプレイヤーがこのカードを貰っていたのも今となっては懐かしい。
エメリアの天使
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この時の上位賞は、この美しい天使。元のカードとガラリとデザインが変わるのも、このシリーズの良さだ。イラストの良さ・天使であることも相まって、多くのコレクターが愛する1枚となっている。
2010/03/06
ハーダの自由刃
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「ワールドウェイク」ゲームデーの参加賞は、「同盟者」デッキの切り込み隊長であるこのカード。本来のカードよりもかなり寄った構図になり、イラストの細かいところまで楽しめるようになった。
カラストリアの貴人
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上位賞は各種吸血鬼デッキのエンジンとして活躍していたこのレア。イラストは製品版と変わりはないが、構図が寄ったものになったことで吸血鬼お姉ちゃんの後ろにいるゾンビがより存在感を増したものとなっている。
2010/05/22
よろめきショック
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ゼンディカーブロックのトリ「エルドラージ覚醒」のゲームデーでの参加賞はこのコモン。製品版より術士に寄った構図は、ボックスレスならではの迫力が満点だ。
不死の天使
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同ゲームデーの上位賞がこのレアである。またもや天使だ。天使という部族は、その人気の高さもあってかプロモになりやすいのだろう。大体1セットに1体は天使がいるしね。
2010/08/14
リリアナの死霊
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「M11」のゲームデーは前回からおよそ3か月後。定期的にこういったトーナメントが開かれるのは、プレイヤーとしてありがたいと言う他ない。この時の参加賞はコモンからこの《リリアナの死霊》。新規イラストがかっこいい。
分裂するスライム
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同じくM11ゲームデーの上位賞は、製品版よりさらにスライム感が増したイラストになったこのカード。筆者個人としては大好きなイラストレーター、Ron
Spencer氏がイラストを手掛けているだけで重要なアイテムだ。
2010/10/30
メムナイト
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遂に登場した「ミラディンの傷痕」。これのゲームデー参加賞は、当時のスタンダードやレガシー、現在のモダンでも活躍を続ける0マナクリーチャー《メムナイト》だ。所謂バニラクリーチャーは、ボックスレスに適したものだとよくわかる、存在感のある1枚だ。
鍛えられた鋼
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このゲームデーの上位賞は、強力なレアであった《鍛えられた鋼》。元のイラストと同様、パワーアップした拳で堅そうな物をぶん殴っている構図だが、ボックスレスも相まって随分と違う印象のプロモに仕上がっている。
平和の徘徊者・貫く徘徊者
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そしてこのゲームデーにはサプライズが用意されていた。傷痕ブロックにて採用された「陣営」という概念に基づいたもので、ミラディン陣営のデッキ・ファイレクシア陣営のデッキのそれぞれの使用者の上位2名に、それぞれその陣営に該当するこのプロモが配布されたのだ。続く「ミラディン包囲戦」を期待させる、良いサプライズだ。
今週のアーカイブはここまで。さあ、来週はテーロスのゲームデー・プロモを獲得しに、まだ参加したことがない方も、お近くの大会に足を運んでみよう!
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