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GP香港行ってきました!岩SHOWのレポート・ショーその1 
 
text by Iwa-Show 

  こんにちは!BIG MAGIC LIVEを毎週観ていただいている方にはまいど!
未見の方は初めまして! 岩SHOWと申します。


 毎週、マジックをもっと多くの方に、よりエンターテイメントとして楽しんでいただくことをモットーに、ネットで情報動画を毎週配信させてもらっています。

 挨拶はこの辺りにしておいて、早速ですが此度GP香港に取材兼プレイヤーとして参加させていただきました。海外GPの現地の雰囲気が伝わればと思い、レポートを書かせていただいたのでお楽しみいただければ・海外へ遠征することの参考にしていただければ幸いです。それでは本編、Let’s Go!


 まずは遠征の最初の敵・俗に言う「0回戦ドロップ」というやつ。これは2時間前に空港に着くことで余裕の回避。飛行機でご旅行の際・特に海外の場合は、例えフライト時間が21:00だったとしても、19:00には空港についておくべきですね。何かあった時は柔軟に対応できますし、焦ってヒィヒィ言いながら乗り込むより、余裕を持って席に着き眠りにつきたいもの。焦っていると忘れ物とかもしてしまいかねないので、とにかく余裕を持って動きたいものです。


 さて、現地に到着したのは深夜1時過ぎ。未だ見ぬ土地に行く際、かえってこの位の時間に着く方が良いのかもしれません。見ず知らずの地で、聞きなれない言語の喧騒・人ごみの中を移動するというのは、なかなか身体に応えるもの。着いた日はホテル直行でグッスリ眠って、次の日に早起きして行動した方がアドバンテージを得られるプレイングであると、個人的には思いますね。

 僕らもまずはホテルに直行し、安全なエリアを確保。荷物を置いたら、真夜中の香港市街地へ。映画の中で見たような風景を実際に歩くということだけで、十分に面白い。






 どこでもファミレスのようなチェーン店はあるもので、電飾ギラギラなお店に突入。気持ち安めな値段で、味も「まあこんなもんだろ」の範疇ではあったけど、何が書いてあるかわかるようでちょっとわからない、でもなんとなくわかる漢字のメニューをいくつか注文して、当たりが出る感覚はちょっとドラフトっぽい…ような気もする。

 ホテルに戻り、喉が渇いたので部屋を見渡すとでっかい某ミネラルウォーターのボトルが。以前行ったタイでは毎日水が出るのが当たり前だったので思わず開けて飲むも、これは売り物でその脇に隠れるように添えてある小さなボトルが備品だったと判明。高くつきましたが、いい勉強になりました。

 ホテルは中国を代表する珍獣が沢山飾られたところ。25階という日本ではまず泊まることのない高層にて、3時ごろ就寝。明日は金曜日、前日受け付けとフライト式の直前GPTしかないので、ゆっくり昼まで寝て会場に行こう!






 …けたたましく鳴り響くドリルの音に起こされる。どうも、隣室か上階かで部屋の内装工事を行っている模様。え~まだ寝たいのに、もうそんな時間?とスマホの時計を見ると、午前8時。さすが海外、日本の常識も通用しない。8時にはもうとっくに起きて街に出ているだろうと。なるほど…と思いながら、爆音に耐えつつ2度寝に突入しようとすると…コンコンとノックされるドア。身内か? いや、彼らがこんなに早く起きてくるはずがない(断言)。すぐさまガチャリとドアが開く音がして、少し間をおいて閉じられる。もうこんな時間から掃除のおばちゃん、来るんやなぁ。香港の朝は早いようです。

 普段日本にいる時には、この時間にはとっくに起きて仕事の支度を整えている時間。そう考えれば、普通なことなのかもしれない…と思うと同時に「でも、ここはホテル。なんぼでも昼まで寝る奴いてるでしょ」とも思う。こういう価値観の違いを見つけられるのも、旅の良さだと思いつつ、すっかり目が覚めてしまったのでシャワーを浴びる。






 ゆっくりと準備しつつ(合間に掃除のおばちゃんが再び様子を伺いに。早いよ!)、相部屋の友達も起きたので会場へ。香港のタクシーの運転手は、常にインカムでベラベラと電話しながら運転をする。本当に、皆が皆。会話が終わると、違う相手にかけてまた少ししゃべる、次の相手へ…を繰り返す。不思議に思って調べてみると、香港は同地域、即ち香港内にある電話同士だと通話料が無料なそうで。まさしく「しゃべり得」。日本でも同都道府県なら無料とか実施されれば…と、永遠に来ないであろう未来に思いを馳せつつ、到着。


BIG MAGIC LIVE 第21回 グランプリ香港レポート(2013年10月23日号)



 会場は、ショッピングモールの1階催物ホール。初めての円形GP会場は、なかなかインパクトがあるもの。まるで結婚式場のような空間には、国は違えど一目で「マジックプレイヤー」とわかる雰囲気を漂わせる方々でいっぱい。



 


 どうやら前日受け付けは、まだ行っていない模様。とりあえず暇だし、休めだしということで直前トライアル(シールド)に参加。もうすでに4番フライトで、活気にあふれているなーと感じる。チェックパックはアショクがいて、しかしクリーチャーが厳しそうな構築難易度の高そうなもの。自分のところにやってきたのは、赤黒のミノタウルス祭りプール。ロードがレアの《怒血のシャーマン/Rageblood Shaman》1枚にアンコの《クラグマの戦呼び/Kragma Warcaller》3枚、個人的にあまりやりたくはない色の組み合わせではあったけど、これしかないかとプールに従う。





 初戦は、恐らくマレーシア系のプレイヤー。青赤で、2試合とも4ターン目に《燃えさし呑み/Ember Swallower》を置いて、こちらの手札に除去はなく。《液態化/Aqueous Form》《ドラゴンのマントル/Dragon Mantle》とつけてダメージレースに負ける×2回。クッソー。前日受け付けは始まったが、まだまだ長蛇の列。並ぶのも嫌だったので、ここは直前トライアルおかわり!

 今度は青赤。《タッサの二叉槍/Bident of Thassa》《海神の復讐/Sea God's Revenge》《タッサの使者/Thassa's Emissary》とタッサさんの加護を受けつつ、《嵐の息吹のドラゴン/Stormbreath Dragon》と《稲妻の一撃/Lightning Strike》などの優秀なカードが多かった青赤で。さっきよりは爆発力は落ちるが、順当に回れば勝てるデッキ…だったのだが。




相手「2ターン目、《羊毛鬣のライオン/Fleecemane Lion》Foil」

岩(強っ。まあ、壁を用意できなくはない)

相手「3ターン目、ライオン」

岩(嘘やーん。そら一本目強いカードあんま見なかったけど緑白やるわけやわ)

相手「4ターン目、ライオン」

岩(……え?)

相手「5ターン目、怪物化。6ターン目、怪物化。7ターン目、怪物化」

岩(こんなんあるかね(^q^)あ、横にジャッジおるやん!リスト確認お願いしてみるか?)

ジャッジ「Crazy!Hahahahahahaha」

岩(I think so too,hahahahahahahaha《海神の復讐》握りしめて投了や投了!)







 これまでのマジック人生で経験したことのない、ただただ純粋な「絶望」を体験して終了。直前トライアルで感じたことは、シールドのデッキ構築中に普通に外部のプレイヤーと意見交換をするプレイヤーの多いこと多いこと。

 「こんなプールだったんだけどどう組む?」「緑は捨てて…青白?あっちに座ってる○○のプールすごかったぜ」みたいなやりとりがそこかしこで行われ、またジャッジもそれを完全にスルー。日本のトーナメントシーンならなかなか考えられないなぁと。もちろん、本戦では立ち歩いているプレイヤー自体がいなかったのでこんなことはありませんでした(とは言っても、参加者同士で「神プールだね!」などの会話は多く見られた)。


  そんなこんなで金曜日は過ぎ去り、当サイトでも以前にコラムを掲載した「くーやん」御一行と合流し、明日は頑張るぞーと乾杯。1時ごろ就寝。



続く

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