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プロモアーカイブ 第34回 MPSランド その2 
 

 突然ですが、あなたは普段どこでマジックをしていますか?お家で友達と、いいですね~。公民館などで草の根大会、それも楽しいですね。しかし一番多く返ってくる答えは「ショップで」ではないでしょうか?その場でシングルやパックを買ったり、いろんな人がワイワイと出入りしている空間。もちろんFNMを初め、様々な大会が開かれているのも魅力。とりあえず、行けば誰かと遊べる空間。それがカードショップだ。

 特に、マジックに力を入れて扱っているショップの多くがMPS(Magic Premiere Shop)というものに加盟している。これは言うなればマジック専門店という看板であり、専門店のみの恩恵というものが少なからずあるのだ。専門店は、この恩恵(要するにプロモ)をショップで遊んでくれるプレイヤーの皆様に配布し、マジックプレイヤーにとってより良い環境作りを目指していく…皆がWIN-WINになる素晴らしい制度だ。早速これらのプロモの代表的なものである「MPSランド」を見て行こう。第1回はこちら




2007/11以降
「ローウィン」シリーズ

平地



 2007年後半に配布が開始されたのは、当時の最新セット「ローウィン」の太陽が沈みきらない穏やかな次元の様子が描かれた基本土地5種。これら全てが、あのJhon Avon氏による描き下ろし新規イラストである。日本でしか配布されていないプロモなのに、ここまで豪華にしても良いのか?と当時は疑問に思ったものだ。これらの土地は、新たに「MPS」のエキスパンション・シンボルを獲得し、さらに今回からFoilのものと通常仕様のものとが配布されるようになった。日本に住む我々にはピンと来ないかもしれないが、海外のコレクターにはたまらない話だったことだろう。
 平地は他の世界にも増して明るく、太陽の恵みを存分に受け取っていそうだ。花々の間からひょっこりキスキンが顔を覗かせそうである。










 ローウィンでは海原や大河というものはあまりないようで、島と言えばこのような流れの速い小川で表現されている。マーフォーク達が住まうこの川、遠い夏の日を思い出しそうな風景である










 沼であっても、日が射しこみ花が咲き、決して暗い空間ではないのがローウィン。妖精がひっそりと暮らしていそうな、そんな雰囲気が感じられる1枚だ。










 低地が果てしなく広がるローウィン。そこにまばらに点在するのがこういった岩山である。これらはゴブリンの住処や、巨人の腰掛になったりするのだ。










 ツリーフォークやエルフといった連中が住まうローウィンの森。木漏れ日が、何やら物語の始まりを予感させる1シーンを演出している。

 これらの基本土地は、海外のコレクターに配慮されたのか―――はたまた日本で先行公開という形でプロモになっていたのか。経緯はわからないが、後に各種セットの基本土地として再録されることとなった。








2009初頭
「アラーラの断片」シリーズ

平地



 今回もJohn Avon氏による描き下ろし、Foilと通常両種での配布となった。アラーラの世界は5つの断片という、独自の風景を持つ世界からなる。それぞれの土地がその断片の特徴を良く表しているのも見どころだ。平地は「バント」。青空、地平線、搭とバントらしさが詰まっている。











 島は「エスパー」。海と大きな雲、そして金属質の島。この断片の雰囲気を理解するにはもってこいの1枚。











 沼は「グリクシス」。空を覆う暗雲、そこから射す夕日、タールで覆われたような地面。この断片の危険さが一目でわかる。











 山は「ジャンド」。火山を擁するこの断片、弱肉強食の厳しい生存競争が繰り広げられている原始の世界。その空気が伝わってくる1ページとして完成しているイラストだ。











 森は「ナヤ」。巨獣が住まう密林であるこの断片。そこで暮らす人々が住まう住居は、このように樹上に作られたものが多いのだろう。背景世界の語られていない1面がカードになったと思うと感慨深い。



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