TOP Bigweb MTGショッピングページ
日比野 泰隆 『電波なモダンデッキ録』第0回 ~敵を知り、己を知れば百戦危うからず~ 
 
text by Yasutaka Hibino

■グランプリ神戸へ向けて

先に投稿させて頂いた”モダンへの誘い”では、モダンの魅力をお伝えするとともに

自分の使いたいデッキを使おう!」という提案を最後にさせて頂きました。



自分の使いたいカード、使いたいデッキを回すことはとても楽しいと思います。

ですが、グランプリを目指す以上は「勝利」を目指す必要があるのもまた事実。



では、モダン環境で「勝利」するためにはどうすれば良いのでしょうか?



その答えの一つは「環境に存在するデッキを可能な限り把握すること」です。



皆さんご存知の通り、様々なデッキが存在するのがモダン環境の魅力ですが、

それは裏を返せば、デッキによって取ってくる戦略が各自で全く異なるということ。



環境に存在するデッキを余り知らなければ…。



「相手のデッキは、ビートダウンか、コントロールか、コンボか?」

「とにかく速攻で勝負を決めた方がいいのか? 消耗戦に持ち込んだ方がいいのか?」

「このクリーチャーは、致命的な脅威なのか、放置して大丈夫か?」



それぞれのデッキ毎に判断を的確に行うことが出来なければ敗北は必然でしょう。



逆に、環境に存在するデッキを深く理解することで…。



「このターンに相手は有効なアクションは出来ない、躊躇なくフルタップできる」

「相手デッキは青いが、デッキの構成上入っていない《謎めいた命令》をケアする必要はない」

「速攻クリーチャーも直接火力も無いから、、ライフを残り1まで減らしても問題ない」



など、相手に対して有効な戦略を取ることで、確実に勝利に近づくことができます!



---



古の兵法者、孫氏の言葉を借りれば



「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」



戦においては、自分のデッキを練り込むだけではなく、相手を知ることも同じくらい重要なのです。



----



という訳で、この連載「電波なモダンデッキ録」では、モダン環境に存在する様々なデッキ

とりわけ、特殊な動きをするような「コンボ」や「ローグ」と分類されるようなデッキについて



・代表的なデッキリスト

・デッキの勝ち筋

・要注意ポイント

・サイドボード

・知ると得する役立ちテクニック



の5点に基づいて解説していきたいと思います。

この連載が、GP神戸を目指すあなたの助けになれば幸いです。



引き続き、第1回記事をご覧ください。
まずは『感染』デッキの紹介です!

電波なモダンデッキ録  第1回 「感染」 ~さまようものは完成の夢を見るか?~


日比野 泰隆

主な戦績
グランプリ横浜2013 5位

プロツアー“ドラゴンの迷路” 出場

グランプリ横浜2013でTOP8入賞を果たした名古屋のプレイヤー。
フォーマットや場所を問わず、精力的な活動を続けているプレイヤーである。

本人のブログ:電波な日記帳

過去の記事
「モダンへの誘い」 
モダンは誰もが主役になれるフォーマット!


「電波なモダンデッキ録」
第0回
第1回 感染

 
記事一覧へ戻る
(C) Copyright BIG MAGIC All Rights Reserved.