新環境のスタンダードへ切り替わってからはや1週間。プロツアーも目前に迫り、そろそろスタンダードの有力デッキも絞られ始める頃合いである。FNMへも、各自調整が出来たデッキで臨めるので、ある意味発売日のFNMよりも「本番」の趣が強い一夜を迎えることになりそうだ。
という訳で、今週は暑くて熱い夜を彩る、ネオンの輝き。FNMプロモを紹介して行こう。
2009/01/01
マグマの噴流
現在でも使用されている強力な再録カードからスタートとは、なんとも幸先が良い。「フィフス・ドーン」より名火力《マグマの噴流》。まるで映画のワンシーンかのような壮大でストーリー性を感じさせるイラストがGood。Foilで表現されたマグマが美しい。
2009/02/02
マイアの処罰者
前年後半から続いていたミラディン・リバイバルもこの月で一端終了。最後を飾ったのは、「親和」デッキ達を支えたビッグガイ・《マイアの処罰者》だ。このイラストは、後に「モダンマスターズ」再録時にも使われることとなった。
2009/03/03
台所の嫌がらせ屋
前年発売の「シャドウムーア」よりFNMプロモが遂に登場。しかも、絶賛大活躍中の《台所の嫌がらせ屋》とは、これはもう100点満点!現在でもモダンで揺るがぬ存在感を放つ超優良カード、アンコモンであったが故にこうしてプロモとなることが出来た。ホントに、レアじゃなくて良かった!
2009/04/04
メロウの騎兵
続いては「ローウィン」より、マーフォークのロードが登場。このプロモの素晴らしい所は、次元ローウィンの美しい青き水中を穏やかにメロウが泳ぐ製品版に対して、次元シャドウムーアへと変化した後の暗く濁った水中を奇怪な姿へと変貌を遂げたメロウが獲物を狙うかのような姿をしているという、物語に沿った変化をしているところにある。こういった世界観を大事にした演出は素晴らしい。
2009/05/05
レンの地の克服者
「ローウィン」の強力なエルフ達を代表して、《レンの地の克服者》が5月のプロモに。製品版では女性が描かれていたが、こちらでは男性のエルフにチェンジして趣の違う1枚となっている。これも、マジックの世界観を拡げる素敵な演出だ。
2009/06/01
熟考漂い
さらに「ローウィン」から主要部族・エレメンタルを代表して、同セットのメカニズム「想起」を併せ持った《熟考漂い》が登場。より攻撃的になったそのデザインは、これもまた「シャドウムーア」の影響なのだろうか?
2009/07/01
残忍なレッドキャップ
1年以上待った…。何の話かというと、色に「黒」を含むカードがFNMプロモに登場するまでにかかった年月の事である。2008から2009にかけては、赤いカードが多く選ばれており、黒いカードは数を少なくしている。これはハイブリッドであると言えど、希少な黒いプロモである。現在でもモダンなどで愛用される素晴らしいカードの1つであり、このプロモが2009年前半に展開されたローウィン&シャドウムーア・リバイバルのシメを務めることになる。納得の選出だ。
2009/08/01
稲妻のすね当て
さて、リバイバルの流れも終わって、ここからは純粋に過去の人気カードがFNMプロモに登場してくるようになる。その先陣を切るのは《稲妻のすね当て》。人気の装備品の新イラストは、疾走感を押し出したものに。
2009/09/01
番狼
こちらも高い人気を誇った名クリーチャーがプロモに。バニラであるが故に、フレイバーが書かれたのみのテキスト欄にFNMの大きなロゴが見え、どこか新鮮に思える1枚に仕上がっている。
2009/10/01
怒鳴りつけ
赤の人気が高い1枚、《怒鳴りつけ》。某ソリッド・シチュエーション・ホラー映画を思い起こさせる、緊迫感のあるイラストは必見。対戦相手に効果を決定させるカードを、良く表したイラストである。
2009/11/01
忘却の輪
様々なセットで度々その姿を目にする名カードも、FNMプロモとなった。そのイラストは、「輪」というものに対する新しい解釈で描かれていて面白い。ドラゴンを倒しているそのイラストは、後に「ナイツvsドラゴンズ」でも採用されることとなった。
2009/12/01
桜族の長老
優良なマナブーストとして今でも愛される、大蛇人の長老も雰囲気がガラリと変わったイラストでプロモに。よりシャキッとした緑の大蛇人は、立派な髭をたくわえている。背景も味わい深く、美しい。
今週は2009年に配布されたプロモを紹介した。継続は力なりということで、当コーナー開始時よりもだいぶ現在に追いついてきたものだ。ここらで一息…ついている間にも、日々プロモは増え、配布されていく。乗り遅れないように、まだまだ続けていく所存であります。それではまた来週!
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