全国KMCファンのみなさまおはようございます☆
せれです!
第1回コンスピラシーカード評価はいかがでしたか?
タメになってない? すいませんなんでもいいからとりあえずKMC来て下さいお願いします!
さて、今回はもともと僕が記事にしたかった大会の裏側について読んで頂こうと思います。
東京のような都心部では草の根大会は大変充実しているのですが、関西では以前と比べて個人主催の大会は減り、絶滅寸前でした。そこで僕が前々から考えていたのが「大会がなければ自分でやればいいじゃない…?」ということでした!
仲の良いMTG仲間と不定期にお店のデュエルスペースを借りて小さな大会を開催していたのですが、あくまでフリー対戦の延長でしかなく、知らない人ともMTGをできればMTGがもっと楽しくなる…!
その思いから僕の王国であるKMC開催に至りました。これからどんどん草の根大会が増えてほしいので、僕なりに「大会というもの」を書いて行きます☆
・どんな大会にするか?
もし大会を開いてみたい! と思ったなら、自分の好きなフォーマットで開きましょう。
僕はレガシープレイヤーなので得意なレガシーの大会を選びました。レガシーフォーマットがまだまだ若いのもあり、開催すると人が集まりやすいのもありましたし。今ならシーズンであるモダンや最近流行っているデュエルコマンダーなどがおすすめでしょうか。
重要なのは
「何回も開ける大会にする」ことです。ポイントレースいるかな?
どうやったら人がくるかな? など、あまり細かいことは始めから考えず、参加者と一緒に大会を楽しみましょう。笑顔あるところに人は集まります☆
・会場をきめる
大会の方向性が決まったら次は会場探しです。定員を何人にするかで会場費は変わりますが、僕の場合は50人定員、1万円以内で会場を探しました。
この場合の50人というのは店舗大会よりも少し多めの人数を考えてのことです。なかなかすんなりと見つかるものではありませんが、市民の交流向けの会議室などは比較的安く貸出ししています。あとは利便性がどのくらいか?ですね。いくら安くても駅から徒歩20分!などは参加者が集まりにくいです。理想は駅前です、遠くても徒歩10分が限界でしょうか。
KMCの隠れテーマとして「市内の色んなところで大会をする!」というのがありまして、毎回会場が変わるので気分転換になるか?と思っていたのですが、失敗でした。会場地図を毎回用意する必要がある、辿り着けない人がいる………などあまりメリットがなかった気がします。
中心地の会議室というものは人気があり、数か月前からの抽選が必要だったりもします。慣れてきたら先々まで会場を押さえておくと安心です。会場によっては参加費の有無で費用が変動するところがありますがここらへんはきちんと報告しましょう、虚偽の報告をすると後々に会場が使用できなくなる恐れがあります。
会場は大体9時~21時平均で借りることができますが、これは机や椅子などの設営時間も込です、MTGは1ラウンド1時間で見れるので計算しておきましょう。
・運営と宣伝
ま・ず!ひとりでは何もできません!
イベントの運営といっても趣味としての活動ですからプライベートや会社でなにかあったときには後回しになってしまいます。
KMC開催初期は僕の仲間内から口コミで広げてもらって、着々と人数を増やしていきましたが、仕事などで忙しくなると以前は行っていたMTG取扱い店舗での宣伝やWEB上での告知が遅れ、段々と参加者が減少し、僕はしかめっ面をしながら次の計画を考える毎日でした…。
一昔前から「カバレッジ」なるものがMTG界に普及してきました。当時は必要性をあまり感じませんでしたが、今では大会を運営するにはカバレッジが必要不可欠だと思います。
デッキリストの管理から打ち込み、その他の作業まで、カバレッジサイトは手間暇かかりますが、時間をかけるだけの効果はあります。カバレッジはWEB上ではありますが自分の歴史を刻むようなもんですからね!
カバレッジサイトが大会の宣伝の大部分を占めていると思っています。幸運にもカバレッジ作製を手伝ってくれる仲間に恵まれ、その甲斐あってか参加人数はうなぎ上り!ニヤニヤしながら次の計画を立てる日々が始まりました☆
参加者から運営のお手伝いに手を挙げてくれる人もいて、第二期KMCがスタートしました。
もちろん、みんな真剣にレガシー、KMCのことを考えてお手伝いしてくれているので時には衝突もしました。でもでも、それはお互いにこうすればよくなる、との考えからの衝突ですから、後々よい方向に進みます☆
みなさんも衝突を恐れず、自分の意見をはっきりといいましょう。でも相手の意見も受け入れましょうね。(笑)
・参加費と賞品
さて、迷うのが参加費です。
正直なところ参加費無料!と言いたいのですが、会場費やその他に経費がかかるので参加費を頂かないことには成り立ちません。
運営にかかる出費から参加費を割って、これくらいならきてくれるかな?いや、もうちょい安くできるかも…?など四苦八苦しましょう。マイナスを出していっては意味がないので、最低限かかる経費の合計を出しましょう。
草の根大会参加費の相場としてはお釣りの心配がない¥1000が妥当かと思います。この値段で参加人数見込み分の賞品を考えます。その大会の武器として賞品にもテーマがあればいいと思います。KMCでは賞品にデュアルランドを混ぜるようにしています。わかりやすい賞品があれば、「デュアランの出る大会!」などが銘打てますね☆
・必要なモノ
パソコンとプリンターは必須です。ウィザーズ・イベント・リポーターという便利な大会運営ソフトがあるため、予めダウンロードして臨みましょう。使い方についてはまたのコラムで書きたいと思います。プリンターは組み合わせ表と結果用紙に必要です。プリンターが壊れたときは20組を読み上げました…。
但し、このふたつがあれば最低限の運営は可能です。細かいところでいえば、ボールペンからセロテープなど、運営を重ねていくといるモノがわかってきます。看板が経費でつくれる大会になれば一人前といえるでしょう!
大事なモノを忘れていました!ゴミ袋です!これは高いものではないので簡単に用意できると思いますし、参加者、会場の印象もよくなるので、「人生コストパフォーマンス派」の僕としては大変重要なところです☆
・大会の名前は?
名前がないと決まりません! だってだって、大会名がなかったら「なんかあのレガシー大会」「ダメージレースが下手な人の大会」「KMC=毛虫」など言われるでしょう?
好きな名前でよいですが、ずっと使っていくワケですから愛着のわく大会名にしましょう!
あんまり長いのも覚えづらいですね!(笑)
僕のKMCは「Known」「Magician’s」「Clan」が正式名称ですが略の方がいいやすく「ケーエムシー」で浸透しています!
意味としては「名うての魔導士たちの一門」みたいな感じです☆
某スリーブメーカーとは関係ありませんし、決してKane
Money Cashの略ではありません!
・ジャッジって必要…?
カジュアルイベントを目指すなら主催者がプレイヤーに答える形で運営していけると思います。ただジャッジがいることによって大会の信頼度が変わります。例えばヘルムヴォイドの挙動を聞かれたときに、「テキスト読めないんでわかりません!」では、「なんやこの大会…」ってなりますよね?
また、ある程度大会が根付いていけば自ずとプレイヤーのレベルも上がってきますので、ジャッジを求める声が出てくるかもしれません。
身近にジャッジの知り合いがいない人はお店などでジャッジを紹介してもらいましょう!MTGを盛り上げたい思いは同じですので一緒によい大会をつくっていけるはずです!
ジャッジの人も時間を作ってきてくれるので、ギャランティ、とまではいかなくとも何らかの謝礼はしましょう☆
・すべては情熱!
何をするにもコレが欠けてはいけません。ただ単に大会をしよう、それもいいですが人と人とのつながりは継続して成り立っていくものですから、芯がなければすぐに折れてしまいます。
芯があればくじけそうになってもみんなが力を貸してくれます。僕の場合はMTGが好きなのもそうですが、周りのみんなをレガシーで楽しませたい、というのが根本にあります。
僕自身MTGが大好きですし、参加者の方々のレガシーに対する情熱がすごいので大会を維持できていると思います。あ、リミテッドはあんまりですよ、エムラクール出せませんので。この世のすべては情熱とエムラクールでできていると思います☆
拙い文章ではありますが、大会運営の手引きはいかがでしたか?
MTGは遊ぶのがもちろんですが、こういった形で携わるのも面白いと思います!
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せれさん
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関西を代表するレガシー大会「Known
Magician’s Clan」(KMC)の主催者。
KMCは毎月1回大阪市内の会館で行われている。下記リンク先参照。
その実力はGP併催のレガシートーナメントで、「カウブレード」でベスト8にはいったことがある。
GP名古屋2012にてRebecca Guay原画チャリティーオークション司会進行を務めた。
KMC公式サイト
http://mtgkmc.blog.fc2.com/
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