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by Kakumae Teruya
①GP神戸2014本戦で使用したデッキリスト
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sample deck |
20land
8 《山/Mountain》
4 《乾燥台地/Arid Mesa》
4 《戦場の鍛冶場/Battlefield Forge》
4 《聖なる鋳造所/Sacred Foundry》
15creature
4 《ゴブリンの先達/Goblin Guide》
4 《苛立たしい小悪魔/Vexing Devil》
3 《渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer》
4 《大歓楽の幻霊/Eidolon of the Great
Revel》
25spell
4 《溶岩の撃ち込み/Lava Spike》
4 《稲妻/Lightning Bolt》
3 《欠片の飛来/Shard Volley》
4 《頭蓋割り/Skullcrack》
3 《ボロスの魔除け/Boros Charm》
3 《灼熱の血/Searing Blood》
4 《裂け目の稲妻/Rift Bolt》
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15sideboard
2 《摩耗/損耗/Wear/Tear》
4 《石のような静寂/Stony Silence》
4 《溶鉄の雨/Molten Rain》
4 《神聖の力線/Leyline of Sanctity》
1 《粉砕の嵐/Shatterstorm》 |
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②このデッキを選択した理由
メタ上のデッキを一通り回した結果、トリコ以外の全てのデッキに対して50パーセント以上の勝率があるとわかった為。
さらに、トリコを回している時に、このデッキは今のトップメタに対して、デッキパワーが低く、勝ち切れないと思いました。
3BYEがある為、それまでにトップメタ以外のデッキは大体落ちてるだろうと言う読み=赤白バーンは勝ちやすいと思ったのが、バーンを選択した理由です。
③一番考慮した仮想敵とそのデッキに対する対策
まず1番多いと思ったのがBG系。
この相手は本当にお客さんで、引いたカードを本体に打つだけで8割以上の勝率を誇る1番当たりたい相手です。
次に多いと思ったのがバーン系。GPと言う2000人以上来る大会では、組みたいデッキがあっても、資金的に組めない人もいるはず。そんな人が大会に出ようと思えば、モダン環境で比較的安く組めるであろうバーンになると考えました。そのバーンが少ないわけがない。
上記の理由から、相性最悪なBG系のデッキで出る事は最初に消えました。
余談ですが、もしバーンで出られなかったら、BG+W(サイド力線4)で出る予定でした。
④モダンの4強デッキと意識していたデッキに対するサイドボーディングを教えてください。
ゲームプラン等、一言簡単な解説もお願いします。
■BG系
サイドin
2《摩耗/損耗》
サイドout
先手
2《渋面の溶岩使い》
後手
2《ゴブリンの先達》
先程も言いましたが、BG系は本当にお客さん。
このマッチアップで1番警戒していたのは、《神聖の力線》を張られるかどうか、ただそれだけ。
一瞬、は?ってなった方もいるかと思いますが、そのぐらい《神聖の力線》がキツイのと、それしか意識しないで良いくらい相性の良いマッチアップです。
なので、このマッチアップでのサイド入れ替えぷらんは、《摩耗/損耗》を2枚(あくまで力線ケアの為)
入れ、後手なら《ゴブリンの先達》を2枚抜く。先手なら《渋面の溶岩使い》を2枚抜く。
■親和
サイドin
4《溶鉄の雨》
4《石のような静寂》
2《摩耗/損耗》
1《粉砕の嵐》
サイドout
先手
4《ゴブリンの先達》
4《頭蓋割り》
3《溶岩の撃ち込み》
後手
4《大歓楽の幻霊》
4《ゴブリンの先達》
3《頭蓋割り》
親和は相性50パーセントの戦い。メインが3割、サイド後6割といったような勝率。サイドボードを見てもらうと分かるように、親和に対してのサイドがぎっしり。ただ時間があれば、緑をタッチして、もっと対策した調整をしたかった。
■双子
サイドin
先手:変更無し
後手
1《摩耗/損耗》
サイドout
先手:変更無し
後手
1《頭蓋割り》
双子は基本的に有利だと思います。相手の構成によってかなり勝率が変わってくるのでなんとも言えませんが、基本的には当たりたい相手の一つ。
サイドは先行なら入れ替えなし、後手なら《摩耗/損耗》を1枚、《頭蓋割り》と入れ替えます。
後手のみ入れ替える理由ですが、《呪文滑り》が少しだけ厄介で、先行の時に出されても火力で押し切れる事が多いが、後手なら、火力を1枚減らしてでも除去したい1枚になります。また、サイドにたまに入ってる《殴打頭蓋》も、後手なら間に合ってしまうパターンがある為です。
■《出産の殻》
サイドin
先手:変更無し
後手
4《溶鉄の雨》
サイドout
先手:変更無し
後手
4
《ゴブリンの先達》
殻は当たりたくない相手、トリコに次いでの2番目にきついマッチアップ。
上手い事《頭蓋割り》を合わせれたら勝つし、合わせられなければ負ける。
■バーン系
サイドin
4《神聖の力線》
2《摩耗/損耗》
サイドout
4《大歓楽の幻霊》
2《頭蓋割り》
このマッチアップは大会前からかなり意識していました。
環境に1番合っていると思ったデッキで、BG系を食い、勝ち上がって来るだろうと予想していたからです。
ただし《神聖の力線》1枚で終わるデッキでもある。なら逆に《神聖の力線》を入れない手はない。
勝ち上がって来るだろうデッキと考えてるし、使うプレイヤーも多そう。1枚で勝てるカードは偉いと言うのはマジックにおける常識。迷うことなくサイドに4枚が確定しました。
余談ですが7-1ラインで対戦相手と横の卓で4人中、4人ともバーンだったのですが、内3人が赤白バーンで、その全員が力線を詰んでいました。
■トロン
サイドin
3《石のような静寂》
4《溶鉄の雨》
サイドout
3《灼熱の血》
4《ゴブリンの先達》
使ってくるプレイヤーが少ないだろうが、対策がなければ簡単に持っていかれるのがトロンである。
今回はサイドに《溶鉄の雨》を4枚積んでいるので、比較的当たりたいマッチアップ。
■トリコ
サイドin
4《溶鉄の雨》
サイドout
2《欠片の飛来》
2《溶岩の撃ち込み》
相手が《稲妻のらせん》を何枚取ってるかでかなり勝率が変わるマッチアップ。
基本的に不利で出来れば当たりたくない。
⑤このデッキを使うプレイヤーにアドバイスがあればお願いします。
フェッチを8枚にして《焼尽の猛火》を3枚入れた方が良さそうでした。
抜くのは《灼熱の血》3枚です。お勧めしますので是非お試し下さい♪
⑥締めの一言
もし明日同じフォーマットで大会があるとすれば、赤白バーンで出ます。メインのスペルは3枚《灼熱の血》を《焼尽の猛火》にする以外はそのままで出ます。ただ緑を足して、《古えの遺恨》と《破壊的な享楽》を入れた型も調整したかったので、それだけが心残りです。
それでは皆さんまた会場で♪
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