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プロモアーカイブ 第54回 ex.4 コールドスナップ構築済みリプリントその2 
 
text by Iwa-Show

まいど!世界中に散らばるマジックのプロモカードを紹介し、謎深きそれらの実情を一人でも多くの人に知ってもらうために日夜調査を続けるプロモアーカイブのコーナーがやってきました。本日のプロモアーカイブは久々の「ex.」枠!これが何なのかというと、厳密にはプロモというわけではないけど通常のカードでもない、ちょっと特殊な連中を紹介していこうという番外編といったところ。それでは早速いってみましょう。

2006/07/21
命取りの昆虫



 今週は「コールドスナップ」構築済みデッキ発売時に再録された「アイスエイジ」「アライアンス」のカード達を紹介して行く第2弾。パックからは絶対に出てこない、この構築済みでしか手に入らない珍しいカード達を紹介して行こう。こちらの《命取りの昆虫》は、「メルカディアン・マスクス」にて既に日本語名は獲得していたが、新枠になるのは初めてという1枚だ。「アライアンス」よりも印刷が鮮明であるため、植物に擬態する昆虫の様子がよりクッキリと美しく見ることが出来る1枚に仕上がっている。

死の火花


 インパクト抜群のイラストが目を引く1枚も、まさかこうした形で日本語名を手に入れることになるとは思いもしなかった。《死の火花》は、この時代を象徴する能力・墓地の順番を参照するカードの1つである。あるが故に、墓地の順番を入れ替えて良い新枠の世界にやってくるとは夢にも思わなかった。

解呪


 散々再録されてきたド定番の1枚、《解呪》。しかし、新枠仕様の1枚ってこれしかないという事実を知っていたかな?意外なものである。新枠統一派には無視できない1枚がまさか「コールドスナップ」構築済みに潜んでいたなんてね。

死者の漂い


 個人的に無茶苦茶好きなカード。そもそも「雪かぶり(この時には「氷雪」に一新される)」を参照するカードの時点で、再録なんて夢にも思ってないってーの!本当に「コールドスナップ」はサプライズなセットだったと改めて思う。

本質のほとばしり


 これの日本語名を聴いて「あーあれね」とイラスト及びテキストがスラスラと出てきた方、正真正銘のマジックマニアだ!これまで知らなかった人は、今日この記事で覚えて帰ってね。





 「アイスエイジ」の基本土地は良いねェ。昔のイラストなので違和感が出るかと思ったが、意外にも新枠に馴染んでいる。これはたくさん集めて統一したデッキを使いたくなるだけの魅力にあふれている。

壊疽のゾンビ


 ビチャビチャと腐液を滴らせるBrian Snoddy氏が描くゾンビも遂に日本語名を得たのだった。コイツ、実はまあまあ強いのがポイント。新枠ということでモダンで使えれば嬉しかったんだけどなぁ…

巨大トタテグモ


 こんな誰も知らなさそうな激シブな1枚でも、実は天下をとったことがあるのだ。まさかの再録には、これを愛用した殿堂入りプレイヤーOlle Råde氏も喜んでいたことだろう。





ゴリラのシャーマン


 このシリーズ最大の目玉。Mox Monkeyの愛称でも知られるヴィンテージで暴れ回る類人猿が新枠&日本語で登場。これが世界中のヴィンテージプレイヤー=カードマニアの極致の方々には大人気の1枚であり、パッと見からは想像もできない値段で取引されていたりするのだ。奥が深いぜ。





氷山


 こういうカードにも陽の目が当たるのが、こういった再録の良い所だ。このカードについて詳しくは別コラム「Card of the Day」をご覧ください。


というわけで、今週はここまで。今回紹介した中でも特に日本語版《ゴリラのシャーマン》は是非ともコレクションに加えてほしい価値ある1枚だ。これが1枚ファイルに挿してあるだけで、トレードの時に一目置かれること間違いなしだ。リーズナブルな値段で埋もれている可能性もまだまだあるので、是非この週末はショップ巡りで探索していただけたらなと思う。それではまた次回、お会いしましょう!


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