text by Yasuda Masayuki
毎度、レガシー記事を書かせていただいております、安田です。
唐突ですが、先日行われたエターナルパーティ2014にて優勝することができました!(パチパチパチ)
せっかくなのでこのBIGWEBにて、どの様にしてデッキを選び、それをどういう思考過程で調整したのか、書き記そうと思います。
●まず初めに
この考察はデッキ構築記ではなく、環境の中からソリューションデッキを選択する取捨選択の思考手記です。
自分にはレガシーという広大な環境の中で新しいデッキタイプを作り出す程構築能力も、それを調整する時間も無いと自覚しています。故に最も効率的に勝率を上げる手段として、環境の最適解を探しました。
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●振り出しに戻る
デッキ選択のタイミングは11/1に開催されたエターナルフェスティバルにまで遡ります。
手前味噌ですがこの前週、BIGMAGIC Openレガシーそして翌日のBazzar
of Moxenトライアルと、二連続でTOP8に残ることが出来ました。
BIGMAGIC
OPEN Legacy Top64 Decklist
Bazaar
of Moxen Trial Legacy Top8 Decklist
使用デッキは双方共に、SneakShow。
そのリストにまぁまぁ自信もありましたし、結果が伴った事もあり、ほぼ構成を変えること無くエタフェスに持ち込みました。
(BMOの翌週だったのでデッキを考えるのがめんどくさかっただけとも言う)
が結果、惨敗ッ・・・
「そんな甘えた考えで何回も勝てると思うな!」と神様に怒られている気がしましたね。
またこの日公式より発表された統率者2014の新カード《封じ込める僧侶》の事もあり、これから先SneakShowを使用する事は諦めました。
様々なデッキで使われそうな(目新しいという事も相まって)カード一枚で完封されるデッキとか、使いたくないわ!
ではデッキはどうしようか?
選択は振り出しに戻ったものの、そこは懐の深いレガシー。使い慣れたデッキがいくつもあります。
BMO・エタフェスで気になったデッキもいくつかあったので、それを踏まえて選択・調整を行っていきます。
●《実物提示教育》を使うか否か
レガシー界でも最強クラスのパワーを持つこのカードですが、《封じ込める僧侶》を避けて使うには一工夫必要でした。
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Sample Deck:Omnitell |
19land
4《汚染された三角州/Polluted Delta》
3《霧深い雨林/Misty Rainforest》
1《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
3《裏切り者の都/City of Traitors》
8《島/Island》
1creature
1《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul,
the Aeons Torn》
40spell
4《全知/Omniscience》
4《実物提示教育/Sho and Tell》
4《狡猾な願い/Cunning Wish》
4《渦まく知識/Brainstorm》
4《思案/Ponder》
4《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》
3《定業/Preordain》
4《時を越えた探索/Dig Through Time》
4《Force of Will》
2《否定の契約/Pact of Negation》
1《直観/Intuition》
1《衝動/Impulse》
1《狼狽の嵐/Flusterstorm》
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15sideboard
2《拭い捨て/Wipe Away》
2《防御の光網/Defense Grid》
2《すべてを護るもの、母聖樹/Boseiju, Who
Shelters All》
1《蟻の解き放ち/Release the Ants》
1《有毒の蘇生/Noxious Revival》
1《エラダムリーの呼び声/Eladamri's Call》
1《火想者の予見/Firemind's Foresight》
1《四肢切断/Dismember》
1《サファイアの魔除け/Sapphire Charm》
1《殺戮の契約/Slaughter Pact》
1《狼狽の嵐/Flusterstorm》
1《否定の契約/Pact of Negation》
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《全知》を通じてのコンボであれば《封じ込める僧侶》を避けて戦う事ができます。
その上《無限への突入》といったコンボ専用のパーツを無くし、タルキール二大探査の片割れ《時を越え
た探索》が入ったことで大幅に安定性と攻撃力が上がりました。
サーチとコンボパーツを兼ねるので、非常に効果的な使い方をしていると言えます。BMOやSCGといった大
会で上位に顔を見せていましたし、各地の大会結果を見てもその強さが見て取れます。
懸念する点は、《宝船の巡航》の蔓延によるDelverデッキの増殖。以前はDelverデッキ、特に手札破壊の
入ったBUG型がクロックと妨害をいやなタイミングで仕掛けられるので、非常に苦手でした。
また赤いDelverデッキからは《赤霊破》をサイドインされるので、依然として厳しいマッチアップになる
事が予想されます。
《時を越えた探索》を手に入れて進化はしましたが、これらとの相性がどの程度なのか確認できていない
点も懸念事項として挙げられます。
●Delverデッキは使わないの?
巷で大流行りのUR delver。これは10/12に行われたCtBLという大会で使いました。
爆発力もあり、何よりスペルをチェインをさせるのが使ってて楽しかったです。
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Sample
Deck:UR Delver |
16land
4《Volcanic Island》
4《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
4《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
2《霧深い雨林/Misty Rainforest》
2《島/Island》
12creature
4《秘密を掘り下げる者/Delver
of Secrets》
4《僧院の速槍/Monastery Swiftspear》
4《若き紅蓮術士/Young Pyromancer》
32spell
4《渦まく知識/Brainstorm》
4《思案/Ponder》
4《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》
4《目くらまし/Daze》
4《稲妻/Lightning Bolt》
3《二股の稲妻/Forked Bolt》
1《火/氷/Fire/Ice》
4《Force of Will》
4《宝船の巡航/Treasure Cruise》
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15sideboard
3《水没/Submerge》
3《赤霊破/Red Elemental Blast》
2《血染めの月/Blood Moon》
2《粉々/Smash to Smithereens》
2《真の名の宿敵/True-Name Nemesis》
2《狼狽の嵐/Flusterstorm》
1《イゼットの静電術師/Izzet Staticaster》
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しかしこのデッキ、意外とコンボデッキに脆かったりします。
・《不毛の大地》や《もみ消し》が入っていないのでマナを攻める事が出来ず、《目くらまし》の賞味期限が短い。
・確定カウンターが《Force of Will》のみなので邪魔する方法が限られている。
・盤面をコントロールしてくる「ジャンド」や「ミラクル」系デッキにも対応し辛く、相性が良いとは言えない。
以前に使った感触から上記の弱点を強く感じていた事、そして「クロックパーミッションというよりはバーンである」と認識していた故に、使う選択肢からは外れました。
では他のDelverデッキはどうでしょうか。
RUG Delver、通称カナスレはBMOの結果を見てもデッキとして死んでいない事が分かります。
しかししかし、これは私の超個人的な感情ですが、、、
目新しいカードが一枚も無いデッキは使いたくありません!
いやせっかくタルキールで面白いカード出たんやからそれ使おうや(ワガママ)
という訳で、Delverデッキを使うなら《宝船の巡行》の入ったBUGにしようと決めていました。
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Tsumura
Kenji
2014/10/25 BIGMAGIC OPEN Legacy
3位 |
20land
4《Underground Sea》
2《Bayou》
1《Tropical Island》
4《霧深い雨林/Misty Rainforest》
4《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
1《汚染された三角州/Polluted Delta》
4《不毛の大地/Wasteland》
12creature
4《秘密を掘り下げる者/Delver
of Secrets》
4《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》
4《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
28spell
4《思案/Ponder》
4《渦まく知識/Brainstorm》
1《見栄え損ない/Disfigure》
4《目くらまし/Daze》
4《Hymn to Tourach》
4《突然の衰微/Abrupt Decay》
4《Force of Will》
3《宝船の巡航/Treasure Cruise》
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15sideboard
1《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》
2《墓掘りの檻/Grafdigger's Cage》
2《思考囲い/Thoughtseize》
1《見栄え損ない/Disfigure》
1《水流破/Hydroblast》
2《ゴルガリの魔除け/Golgari Charm》
1《森の知恵/Sylvan Library》
1《ヴェールのリリアナ/Liliana of the
Veil》
1《虐殺/Massacre》
1《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind
Sculptor》
2《水没/Submerge》 |
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トリコロールカラーの「Patriot」という選択肢もありますが、それはまた後程。
●他の選択肢は?
GPニュージャージーで優勝した型は《秘密を掘り下げる者》が入っていないトリコロールカラーのデッキでした。元々「Patriot」はDelverデッキと言うよりは《石鍛冶の神秘家》デッキと言った方が正しく、Delverを抜いてギアを一段落とした構成は非常に好印象でした。
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Brian
Braun-Duin
GRANDPRIX NEW JERSEY 2014 優勝 |
18land
3 《Volcanic Island》
3 《Tundra》
4 《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
4 《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
2 《乾燥台地/Arid Mesa》
1 《平地/Plains》
1 《島/Island》
10creature
4 《若き紅蓮術士/Young Pyromancer》
4 《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》
2 《真の名の宿敵/True-Name Nemesis》
32spell
1 《殴打頭蓋/Batterskull》
1 《梅澤の十手/Umezawa's Jitte》
4 《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》
4 《渦まく知識/Brainstorm》
4 《思案/Ponder》
4 《宝船の巡航/Treasure Cruise》
4 《Force of Will》
2 《呪文貫き/Spell Pierce》
2 《紅蓮破/Pyroblast》
3 《稲妻/Lightning Bolt》
3 《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
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15sideboard
1 《紅蓮破/Pyroblast》
3 《翻弄する魔道士/Meddling Mage》
1 《水流破/Hydroblast》
1 《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》
2 《狼狽の嵐/Flusterstorm》
1 《至高の評決/Supreme Verdict》
1 《議会の採決/Council's Judgment》
1 《墓掘りの檻/Grafdigger's Cage》
1 《摩耗/損耗/Wear/Tear》
2 《封じ込める僧侶/Containment Priest》
1 《電謀/Electrickery》
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妨害手段も豊富で、クロック負けしにくい。サイド後の対応力も高い。
これを使わなかった理由はただ一つ。 「考えるのがめんどくさかった」「経験地が無いから」です。
デッキを使いこなし正しいサイドボーディングをするには、数回は実戦経験が欲しいところです。サイドボードも日本に合わせて少し調整しなければなりません。
しかし候補に挙げた上記のデッキを試すだけでも莫大な時間が必要で、たかだか一ヶ月弱では全然足りません。
ここは数ヶ月後のGP京都までには、一通りのデッキを試しておきたいところですね。要精進。
●コントロールデッキはどう?
エタフェス後、まず試したのがこのコントロールデッキの代表ともいえる「UWRミラクル」でした。元々MOで使っていた事に加え、エタフェスで見かけたリストの中に好印象を受けた物があったからです。
「ミラクル」はデッキの特性上「受け」に回るので、メタゲームの立ち位置を踏まえた構成に変化させる必要があります。そしてその方向性は、使用者によって千差万別です。
例を挙げると
1.瞬唱の魔道士の有無
2.打ち消し・除去の枚数
3.思案の採用有無
4.メインボードから特定のアンチカード採用
等々
私が見たリストは、4.が特に顕著なリストでした。
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Sample
Deck:UWr Miracle |
23land
1 《山/Mountain》
1 《Volcanic Island》
2 《乾燥台地/Arid Mesa》
2 《Karakas》
2 《平地/Plains》
2 《Tundra》
4 《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
4 《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
5 《島/Island》
4creature
1 《造物の学者、ヴェンセール/Venser,
Shaper Savant》
3 《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》
33spell
1 《時を越えた探索/Dig Through Time》
1 《呪文貫き/Spell Pierce》
2 《対抗呪文/Counterspell》
2
《紅蓮破/Pyroblast》
2 《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
3 《Force of Will》
4 《渦まく知識/Brainstorm》
2 《天使への願い/Entreat the Angels》
4 《終末/Terminus》
4 《相殺/Counterbalance》
2 《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind
Sculptor》
2
《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
4 《師範の占い独楽/Sensei's Divining
Top》
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15sideboard
1 《真髄の針/Pithing Needle》
2 《悪斬の天使/Baneslayer Angel》
1 《封じ込める僧侶/Containment Priest》
1 《対抗呪文/Counterspell》
2 《狼狽の嵐/Flusterstorm》
1 《水流破/Hydroblast》
2 《赤霊破/Red Elemental Blast》
1 《摩耗/損耗/Wear/Tear》
1 《造物の学者、ヴェンセール/Venser, Shaper
Savant》
1 《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind
Sculptor》
2 《紅蓮地獄/Pyroclasm》
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近いリストを挙げるならば、これになるでしょう。《大祖始の遺産》と《赤霊破》がメインボードから入っているのが特徴的だと言えます。
このアンチカードをメインから採用する事に対する見解は、この記事内で述べました。
レガシー強豪対談「奇跡を起こす男達」
なぜ奇跡というデッキでこんな構成が許されるのか?
理由はいくつかありますが、最も大きいのは《相殺》+《師範の占い独楽》や《終末》のお陰でこれらアンチカードが有効牌にならないマッチアップの相性が、抜群に良いからだと思います。
仮に引いても1マリガン扱いですし、中盤からは《師範の占い独楽》があるので手札には来ない。
そして魔法の言葉、《渦巻く知識》
メインからサイドボードを装備できる構成が許されるのならば、これを使わない手はありません。サイドボードが20枚になっている様なものですからね。Delverやコンボはデッキ全体で戦わなければならず、歪んだ構成を許さないピーキーさがあるので、コントロールならではの構築です。
しかし問題は本当に通用するのかどうか。これだけは実戦で試さない事にはわかりません。
●候補からの選択
・オムニテル
・BUG Delver
・UWRミラクル
この3種からどれを選ぶか。どれも強力なデッキなのは間違いないですが、まず候補から消えたのが「オムニテル」でした。
理由は「この3種の中で一番弱点が多いと感じたから」です。
もちろん爆発力も3つの中では一番高いのですが、メインボードに《赤霊破》を見かけるのが当たり前になってきた環境で、青いスペルに頼ったコンボを使うのは少し躊躇してしまいます。
最近のトーナメントで目立ってきたのでマークされているだろう、という点も使う優位性が薄れているなと思いました。
次に避けたのがDelver。これは関西のメタを考慮してひよってしまいました。普段からコンボデッキの絶対数が少なく、アンチDelverともいえる非青デッキが多いからです。
BMOレベルの大会になればそれも気にならないのですが、大阪の大会ということもありその点は意識してしまいます。実際TOP8に残ったDelverは、先程述べたUR(自分の中ではバーン)タイプでしたしね。
というわけで消去法的にミラクルを選びました。かなり後ろ向きですが、早いタイミングでデッキを決めれただけでも御の字というものです。レガシーは各プレイヤーの使うデッキがほぼ決まっていてよく「キャラゲー」と揶揄されますが、私は色んなデッキに乗り換えるタイプなので、それに当てはまれないのです・・・
●ではどんな構成にするか
前回、まとめ記事を書きながらメタゲームの考察をしていました。
~Eternal
Partyへの誘い~
この検証の為に、以下のレシピでBIGMAGIC日本橋店の平日レガシー、そしてBCL11月に参加。土地バランスや除去の選択等、納得できない点を改良してみました。
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Sample Deck |
22land
3《Tundra》
3《Volcanic Island》
4《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
4《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
1《乾燥台地/Arid Mesa》
1《Karakas》
2《平地/Plains》
4《島/Island》
1creature
1《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion
Clique》
37spell
4《師範の占い独楽/Sensei's Divining
Top》
2《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
4《相殺/Counterbalance》
3《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind
Sculptor》
4《渦まく知識/Brainstorm》
1《思案/Ponder》
4《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
2《赤霊破/Red Elemental Blast》
1《呪文貫き/Spell Pierce》
1《対抗呪文/Counterspell》
1《議会の採決/Council's Judgment》
4《Force of Will》
3《終末/Terminus》
2《天使への願い/Entreat the Angels》
1《時を越えた探索/Dig Through Time》
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15sideboard
2《封じ込める僧侶/Containment Priest》
2《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》
2《紅蓮破/Pyroblast》
2《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》
1《狼狽の嵐/Flusterstorm》
1《至高の評決/Supreme Verdict》
1《謙虚/Humility》
1《殴打頭蓋/Batterskull》
1《摩耗/損耗/Wear/Tear》
1《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》
|
|
平日3回戦、BCL5回戦を通し、7-1というスコアで終えました。
自らのデッキを含め、《封じ込める僧侶》は様々なデッキに入っていました。むしろ意識していないデッキの方が少ないくらいです。また負けた相手は「オムニテル」だったのですが、特にサイドボード後の《すべてを護るもの、母聖樹》が本当にどうしようもありませんでした。メタゲームを考察する限りこのデッキは一定数存在するので対戦は避けられませんし、上位に残る事も予想できるのでどうにかしないといけません。
そんな反省を胸に、直前の第43回KMCはゴブリンを使うというとんでもない寄り道をしつつ、エタパ前夜。
東京からエタパに参加する友人が遊びに来ていたので、みんなでワインをぐいぐい飲みながらデッキの相談会。
飲んでたバーのマスターが元マジックプレイヤーというサプライズもあり(ヨグウィル!とかボガハン!に反応したので間違いなく本物ですw)、気持ちよくなった脳内で考えたのが、今回のレシピ。
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Metabolic
Blue |
23land
4《島/Island》
2《平地/Plains》
3《Tundra》
2《Volcanic Island》
4《汚染された三角州/Polluted Delta》
4《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
1《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
2《不毛の大地/Wasteland》
1《Karakas》
1creature
1《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion
Clique》
36spell
4《師範の占い独楽/Sensei's Divining
Top》
4《相殺/Counterbalance》
2《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
3《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind
Sculptor》
4《渦まく知識/Brainstorm》
4《Force of Will》
4《終末/Terminus》
2《赤霊破/Red Elemental Blast》
3《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
2《呪文貫き/Spell Pierce》
2《天使への願い/Entreat the Angels》
1《議会の採決/Council's Judgment》
1《時を越えた探索/Dig Through Time》
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15sideboard
3《紅蓮破/Pyroblast》
2《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》
2《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》
2《摩耗/Wear》
1《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》
1《狼狽の嵐/Flusterstorm》
1《外科的摘出/Surgical Extraction》
1《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》
1《謙虚/Humility》
1《殴打頭蓋/Batterskull》
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《不毛の大地》+《世界のるつぼ》パッケージを採用しました。これだけで勝ち手段になるのは勿論、《すべてを護るもの、母聖樹》への耐性も付きます。これに合わせて、土地23枚の《思案》無しという構成に戻しました。これは序盤の《思案》で土地を探しに行くという動きが隙を作る弱い動きだからと感じたからです。それに中盤以降は《師範の占い独楽》もあるので、別段枠を割いてまで入れる必要は感じませんでした
。
また、メインサイド合計5枚の《赤霊破》を採用しています。環境の偏りを感じたが故の構築ですが、本当に歪んでますね。。。
その他の調整は
・環境の高速化に合わせて《相殺》を4枚。
・《対抗呪文》を《呪文貫き》にし、序盤に細かく妨害できる様変更。
・《若き紅蓮術士》を意識して《終末》を4枚、その代わりこれまで4枚入れるのが当たり前だった《剣を鍬に》を減量。
《封じ込める僧侶》はあえて採用しませんでした。無くてもある程度の勝率は確保できそうだと感じたのもありますが、皆がこれを意識してデッキを変えるなら、無駄牌になる可能性も高いカードは必要は無い!
との判断です。今回はたまたまこれが正解でしたが、今後は環境の変化に応じて採用の有無を考えなければいけません。
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●RESULT
1回戦 bye
2回戦 ジャンド ○○
3回戦 オムニテル ○○
4回戦 BGWロック ○○
5回戦 SneakShow ○○
フィーチャーマッチでした。
Eternal
Party'2014 Round5 尾崎 仁志(愛知)vs
安田 真幸(大阪)
《封じ込める僧侶》を使わなかった事を少し後悔しています。
6回戦 POX(準優勝の人) ○××
7回戦 ジャンド ○×○
8回戦 ID
6-1-1で予選ラウンド4位通過。
翌日は全デッキリストが公開されており、準々決勝で「エルフ」と当たる事が確定しています。
相性も良い相手なのですが油断は禁物。
準々決勝(フィーチャーマッチ) elves
○×○
Eternal
Party'2014 SE1 安田 真幸(大阪)vs 吉澤
啓太(大阪)
GAME2はまだ1ターンくらい余裕あるなと思っていたら即死しちゃいました。
死ななければ勝てるマッチアップなので、全体的に構えるプレイを心掛けました。
準決勝(ビデオマッチ) UR Delver
○○
とにかくクロックを無くす事を念頭に置いてプレイしています。
こうするとクリーチャーを探す為にドロースペルを打つ必要が出てきて、UR側は後手後手に回ってしまいますからね。
決勝 POX ○○(フィーチャー&ビデオマッチ)
Eternal
Party'2014 SE3 足立 了亮(京都)vs 安田
真幸(大阪)
6回戦の相手です。
マッチのポイントは
GAME1の
・《ヴェールのリリアナ》を-6能力で使い捨てるか否か
GAME2の
・《呪われた巻物》の指定《根絶》ブラフ
この2点かと思います。
前者は+1能力を使ってくれたお陰で助かりました。直前に《相殺》+《師範の占い独楽》+《精神を刻む者、ジェイス》を完成させ、相手側にクロックがほぼ無かったので、《ヴェールのリリアナ》を失いたくなかったのでしょう。
後者は、《根絶》を指定して《苦花》が見えた時にまずブラフを疑いました。
デッキリストを知られている以上、警戒すべきは《仕組まれた爆薬》よりも《摩耗/損耗》ですし、もし本当に《根絶》を持っているなら《苦花》をプレイして《根絶》を構え、次乗ターンから確実に一枚になる手札で起動し続けるのが最善ですからね。
そしてその翌ターン、《天使への願い》をプレイ出来た時点でブラフは確定しましたね。
後はカバレッジの通り。
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こんな感じで選んで調整したデッキでしたが、如何でしょう?私の思考手順が、皆様の調整に少しでも足しになれば幸いです。
あっ、ここで一つ宣伝ですが、
Super
Sunday Series championship 2015が1月24日~25日で行われる事が決定しました!
SUPER
SUNDAY SERIES CHAMPIONSHIP 2015
EVENT INFORMATION(外部リンク)
これに私も招待されておりますので、皆さま生暖かい声援をどうぞ宜しくお願いします。
それではまた、どこかの会場でお会いましょう!!
良いレガシーライフを!
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