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市川ユウキのこれを1000枚買え!!!「運命再編」編 
 
text by Yuuki Ichikawa



0.導入


1000枚買う?????こんにちは市川です。
と、言うことで今回はいよいよ発売されます、運命再編。
その中でも筆者が注目しているカードを幾つかピックアップしていきたいと思います。
よろしくお願いします。








1.1枚買う

《精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit Dragon》



ついにあのウギンがカード化!
能力もプラスで《稲妻》相当、XマイナスでX以下のパーマネント追放とかなり豪快。
8マナとマナコストはかなり重いですが、次期のスタンダードが現環境と同スピード以下であるなら、ミッドレンジ以降のデッキに間違いなく採用される一枚でしょう。

現状のアブザンミッドレンジのフィニッシャーは《太陽の勇者、エルズペス》ですが、彼女が幾ら大きく育ち、幾ら兵士トークンを引き連れていても《精霊龍、ウギン》の前では圧倒的に無力!

X=6で兵士トークンもろとも彼女を吹き飛ばし、《精霊龍、ウギン》自体は忠誠値を1残して場に残ります。
Xマイナス能力が”追放”なのも良いですね。《エレボスの鞭》などで再利用もされないので、信頼性の高い全体除去となるでしょう。








2.2枚買おう

《僧院の導師/Monastery Mentor》



《若き紅蓮術士》の上位種のようなカード、スタンダードはもとよりモダン環境で期待される1枚です。
出てくるトークンに果敢が付いているのは脅威の一言で、例えば《僧院の導師》キャスト→《ギタクシア派の調査》→《ギタクシア派の調査》などの動きでトークンを2体ほど生成しておけば、《僧院の導師》本体を返しのターンに対処されても、十分対戦相手を倒す戦力となります。場に残ったら問答無用で勝利に直結しますね。

勿論《若き紅蓮術士》は2マナで、《僧院の導師》は3マナなので比較することは中々難しいのですが、それでも現状のモダンでURデルバーが蔓延っていることを考えると、このカードが”モダン”の”スタンダード”になることを期待せざるを得ません。








3.4枚揃えよう

《霜歩き/Frost Walker》



単体で《森の女人像》を超えるのが軽量クリーチャーの合格ライン、現在隆盛しているアグロの筆頭格、アブザンアグロを見るにそれは明らかでしょう。
その《森の女人像》を超えるラインは勿論合格、更には《クルフィックスの狩猟者》とも相打ち可能と、将来有望な2マナ域が我らがティムール境にやってきました!

呪文や能力の対象になると死んでしまうという少しお茶目な面もありますが、このコストでパワーが4ですし、可愛いくらいでしょう。
何よりこれで獰猛を達成出来るのが素晴らしいですね、これを展開しつつ《火口の爪》でテンポを取ったり、相手の《思考囲い》を《頑固な否認》でカウンターしたり。




低マナがマナクリーチャーに寄っていて、後半のトップ勝負にどうしても弱くなってしまっていたティムールアグロですが、これの加入によってトーナメントシーンのトップに躍り出るか?期待の1枚です。








4.100枚買おう!!

《大いなる狩りの巫師/Shaman of the Great Hunt》



つ、つえええええええええええ!!!!!!!(語彙力皆無)

本体は4マナ4/2速攻と及第点のスペックを要しながら、プレイヤーに戦闘能力を与えると+1カウンターが置かれる、所謂スリス能力を自軍のクリーチャーに付与させるというもの。
本体が速攻を持っていますし、他のクリーチャーもスリス能力を持つと言う即効性のある能力、このクリーチャーを4ターン目に場に出されたときのインパクトは想像以上でしょう。
また、これはレジェンダリーでは無いのでスリス能力の重複も可能です。

また、何気なく付いている獰猛時の能力も、パワー4以上のクリーチャーの数だけカードを引くという豪快なもの。
取りあえずこのカード自体が4/2で獰猛しているので、1ドローは確定ですし、このカードが出ている状態で2回程度のコンバットをしていれば、スリス能力で他のクリーチャーも一通りパワー4以上になっていても不思議ではないでしょう。

場に残ったら勝つ、即効性もある、アドバンテージ勝負にも強い。
シンプルに強い《大いなる狩りの巫師》、次代のティムールのエースはキミだ!!!








5.1000枚買え!!!!!!

《囁きの森の精霊/Whisperwood Elemental》



緑!デカい!強い!
本体は5マナ4/4と並のスペックですが、エンドステップにライブラリートップを予示するので実質4/4+2/2プラスα以上。

また、下の生贄にした時の能力は全体除去対策。
全ての表向きのノントークンクリーチャーが死んだ数だけライブラリートップから予示するという能力ですが、ここでも2/2プラスα以上が保障されています。

この2/2プラスαがこのカードのキモだと思っていて、これがどれだけ強いかによって《囁きの森の精霊》がトーナメントシーンで活躍出来るかに関わって来るでしょう。
出来るだけ予示されたカードがクリーチャーであって欲しいので、デッキ内を土地とクリーチャーのみで構成するような構築を試してみたいですね。

レジェンダリーでも無いので重ね引きしても良いですね。
今回の市川一押しカードはこの《囁きの森の精霊》です!!



《囁きの森の精霊》を1000枚買え!!!!!!!!111







いかがだったでしょうか、『運命再編』は小型エキスパンションでありながら『タルキール覇王譚』に負けず劣らず魅力的なカードの多いセットかと思います。
是非シングルやボックスの購入はお近くのBigMagicもしくはBigWebで。(宣伝)


以上、市川でした。
また次の記事でお会いしましょうー。




市川





市川ユウキ
マスクスブロック時代よりMTGを始め、インベイジョンが入る頃に引退。
ミラディンの傷跡が発売した頃にMagic OnlineでMTGに復帰。
ほぼ同時期にニコニコ生放送にて"瀬畑"のハンドルネームでMagicOnline配信を開始。
その独特で軽妙な毒舌トークと、確かな実力から人気を博す。

配信者としてのキャリアを重ねると共に地道な努力を続け、2013年MOPTQを2期連続で突破。
更に日本レガシー選手権において前人未到の2連覇を果たし一気に国内においてブレイク。

そして2014年。『プロツアー・ニクスへの旅』『プロツアー・マジック2015』において、
2連続プロツアーTOP8入賞を果たし、プロ最高ランクであるプラチナレベルにまで上り詰める。
『プロツアー・マジック2015』において使用した《世界を目覚めさせる者、ニッサ》を4枚投入した『ジャンド・プレインズウォーカー』デッキは世界のトッププレイヤー達から賞賛を受けるなど、デッキチューナーとしての評価も高まっている。

正に今、世界で最も注目を集めているプレイヤーだ。


主な戦績
・プロツアー・マジック2015 6位
・プロツアー・ニクスへの旅 4位
・グランプリ神戸2014 7位
・グランプリ静岡2015 3位
・The Last Sun 2013 ベスト8
・Eternal Festival Tokyo 2013  3位
・2013日本レガシー選手権(夏)優勝
・2013日本レガシー選手権(春)優勝
・世界選手権2014出場
市川ユウキ、BIGMAGICとプロスポンサー契約を締結!!

市川ユウキ(瀬畑太郎)
「瀬畑太郎の紙とMOのあいだ」

第1回
第2回
第3回

特別企画「新環境でつかまえて」

”プロツアーニクスへの旅”に向けての調整録

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俺より強い奴に会いに(フランスに)行く
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市川ユウキ日本代表への道
第1回 今までのおさらい
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