27land
4 《陰鬱な僻地/Dismal Backwater》
4 《汚染された三角州/Polluted Delta》
4 《欺瞞の神殿/Temple of Deceit》
4 《啓蒙の神殿/Temple of Enlightenment》
3 《島/Island》
2 《コイロスの洞窟/Caves of Koilos》
2 《精霊龍の安息地/Haven of the Spirit
Dragon》
2 《沼/Swamp》
1 《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
1 《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb
of Yawgmoth》
5creature
3 《龍王オジュタイ/Dragonlord Ojutai》
2 《漂う死、シルムガル/Silumgar, the Drifting
Death》
28spell
2 《思考囲い/Thoughtseize》
4 《シルムガルの嘲笑/Silumgar's Scorn》
3 《予期/Anticipate》
2 《胆汁病/Bile Blight》
2 《究極の価格/Ultimate Price》
1 《軽蔑的な一撃/Disdainful Stroke》
3 《英雄の破滅/Hero's Downfall》
2 《解消/Dissolve》
2 《忌呪の発動/Foul-Tongue Invocation》
2 《命運の核心/Crux of Fate》
4 《時を越えた探索/Dig Through Time》
1 《精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit
Dragon》
15Sideboard
2 《思考囲い/Thoughtseize》
2 《胆汁病/Bile Blight》
1 《否認/Negate》
1 《究極の価格/Ultimate Price》
2 《悲哀まみれ/Drown in Sorrow》
1 《忌呪の発動/Foul-Tongue Invocation》
2 《龍王シルムガル/Dragonlord Silumgar》
2 《龍王の大権/Dragonlord's Prerogative》
2 《黄金牙、タシグル/Tasigur, the Golden
Fang》 |
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http://coverage.mtg-jp.com/ptdtk15/decklist/014722/より引用
プロツアータルキール龍紀伝、その後のスタンダードグランプリの話題をさらったのはこの《龍王オジュタイ》でした。
筆者自身「カードとしては強いけど入るデッキがあるのかなー」と思っていたのですが、青黒コントロールに《精霊龍の安息地》と少量の白絡みのランドを足すことによって《龍王オジュタイ》だけをタッチすると言う構成は非常にスマートで、目から鱗でしたね。
・2枚買おう
《荒野の確保》
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結果×
殆ど使われませんでした!
カード自体がそもそもそこまで強くない、入るデッキが無いなどの要因が重なり今やストレージの常連に・・・。
・4枚揃える
《棲み家の防御者》
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結果◎
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市川ユウキ
- 「アブザン・コントロール」
グランプリ・上海2015 優勝 |
24land
4 《ラノワールの荒原/Llanowar Wastes》
4 《砂草原の城塞/Sandsteppe Citadel》
4 《疾病の神殿/Temple of Malady》
4 《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
3 《静寂の神殿/Temple of Silence》
2 《森/Forest》
2 《平地/Plains》
1 《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb
of Yawgmoth》
22creature
4 《棲み家の防御者/Den Protector》
4 《サテュロスの道探し/Satyr Wayfinder》
4 《クルフィックスの狩猟者/Courser of Kruphix》
4 《死霧の猛禽/Deathmist Raptor》
4 《包囲サイ/Siege Rhino》
2 《黄金牙、タシグル/Tasigur, the Golden
Fang》
15spell
4 《思考囲い/Thoughtseize》
4 《アブザンの魔除け/Abzan Charm》
2 《英雄の破滅/Hero's Downfall》
2 《命運の核心/Crux of Fate》
3 《太陽の勇者、エルズペス/Elspeth, Sun's
Champion》
Sideboard
1 《強迫/Duress》
3 《アラシンの僧侶/Arashin Cleric》
3 《究極の価格/Ultimate Price》
2 《ドロモカの命令/Dromoka's Command》
3 《悲哀まみれ/Drown in Sorrow》
1 《真面目な訪問者、ソリン/Sorin, Solemn
Visitor》
2 《世界を目覚めさせる者、ニッサ/Nissa, Worldwaker》 |
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http://coverage.mtg-jp.com/gpsha15/decklist/014940/より引用
前回の一番の大当たりでしょう!
発売時は実質5マナで《永遠の証人》の能力と、マナレシオが低いのでは無いかと言う懸念から、そこまで評価が高いカードでは無かったのですが、プロツアーでもアブザンコントロールなどに数枚採用されており、環境末期には《死霧の猛禽》をお供に、緑白、バント、アブザン、スゥルタイなどで採用され、まさに縦横無尽の活躍でした。
・10枚買える!
《集合した中隊》
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結果◎
これも中々の当たり!
スタンダードではそこまでパッとせず、当初の目論見通りとはとても言い辛いですが、まさかのモダンで大活躍。
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同エキスパンションの《族樹の精霊、アナフェンザ》と共にアブザンカンパニーのキーパーツになったり
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JOEL
LARSON'S ABZAN COMPANY
15TH AT GRAND PRIX COPENHAGEN
2015 |
22land
2 《陽花弁の木立ち/Sunpetal Grove》
2 《剃刀境の茂み/Razorverge Thicket》
4 《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
1 《神無き祭殿/Godless Shrine》
2 《草むした墓/Overgrown Tomb》
2 《寺院の庭/Temple Garden》
4 《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
1 《沼/Swamp》
1 《平地/Plains》
1 《森/Forest》
2 《ガヴォニーの居住区/Gavony Township》
29creature
2 《貴族の教主/Noble Hierarch》
4 《極楽鳥/Birds of Paradise》
1 《臓物の予見者/Viscera Seer》
2 《シルヴォクののけ者、メリーラ/Melira, Sylvok
Outcast》
2 《呪文滑り/Spellskite》
3 《復活の声/Voice of Resurgence》
1 《漁る軟泥/Scavenging Ooze》
2 《族樹の精霊、アナフェンザ/Anafenza, Kin-Tree
Spirit》
2 《カルテルの貴種/Cartel Aristocrat》
4 《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks》
1 《オルゾフの司教/Orzhov Pontiff》
1 《悪鬼の狩人/Fiend Hunter》
1 《残忍なレッドキャップ/Murderous Redcap》
1 《静寂の守り手、リンヴァーラ/Linvala, Keeper
of Silence》
2 《永遠の証人/Eternal Witness》
9spell
4 《集合した中隊/Collected Company》
3 《召喚の調べ/Chord of Calling》
2 《流刑への道/Path to Exile》
Sideboard
2 《流刑への道/Path to Exile》
4 《大爆発の魔道士/Fulminator Mage》
1 《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage》
1 《罪の収集者/Sin Collector》
1 《目覚ましヒバリ/Reveillark》
2 《思考囲い/Thoughtseize》
1 《戦争の報い、禍汰奇/Kataki, War's Wage》
2 《ブレンタンの炉の世話人/Burrenton Forge-Tender》
1 《突然の衰微/Abrupt Decay》 |
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19land
5 《森/Forest》
4 《剃刀境の茂み/Razorverge Thicket》
1 《地平線の梢/Horizon Canopy》
1 《先祖の院、翁神社/Okina, Temple to
the Grandfathers》
1 《ペンデルヘイヴン/Pendelhaven》
4 《魂の洞窟/Cavern of Souls》
3 《ニクスの祭殿、ニクソス/Nykthos, Shrine
to Nyx》
34creature
4 《エルフの神秘家/Elvish Mystic》
4 《遺産のドルイド/Heritage Druid》
4 《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
4 《イラクサの歩哨/Nettle Sentinel》
4 《エルフの幻想家/Elvish Visionary》
1 《獣相のシャーマン/Fauna Shaman》
1 《漁る軟泥/Scavenging Ooze》
1 《呪文滑り/Spellskite》
4 《エルフの大ドルイド/Elvish Archdruid》
2 《永遠の証人/Eternal Witness》
2 《背教の主導者、エズーリ/Ezuri, Renegade
Leader》
1 《エルフのチャンピオン/Elvish Champion》
1 《鏡の精体/Mirror Entity》
1 《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine》
7spell
3 《召喚の調べ/Chord of Calling》
4 《集合した中隊/Collected Company》
Sideboard
3 《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks》
2 《内にいる獣/Beast Within》
2 《四肢切断/Dismember》
1 《ブレンタンの炉の世話人/Burrenton Forge-Tender》
1 《呪文滑り/Spellskite》
1 《エイヴンの思考検閲者/Aven Mindcensor》
1 《永遠の証人/Eternal Witness》
1 《再利用の賢者/Reclamation Sage》
1 《スラーグ牙/Thragtusk》
1 《忍び寄る腐食/Creeping Corrosion》
1 《引き裂く突風/Fracturing Gust》 |
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23land
6 《森/Forest》
5 《山/Mountain》
4 《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
4 《奔放の神殿/Temple of Abandon》
1 《岩だらけの高地/Rugged Highlands》
2 《マナの合流点/Mana Confluence》
1 《精霊龍の安息地/Haven of the Spirit
Dragon》
30creature
4 《エルフの神秘家/Elvish Mystic》
4 《爪鳴らしの神秘家/Rattleclaw Mystic》
3 《荒野の後継者/Heir of the Wilds》
4 《加護のサテュロス/Boon Satyr》
4 《ゴブリンの熟練扇動者/Goblin Rabblemaster》
4 《雷破の執政/Thunderbreak Regent》
3 《狩猟の統率者、スーラク/Surrak, the Hunt
Caller》
4 《嵐の息吹のドラゴン/Stormbreath Dragon》
7spell
2 《龍詞の咆哮/Draconic Roar》
1 《焙り焼き/Roast》
4 《火口の爪/Crater's Claws》
Sideboard
3 《スズメバチの巣/Hornet Nest》
3 《乱撃斬/Wild Slash》
2 《破壊的な享楽/Destructive Revelry》
1 《垂直落下/Plummet》
1 《焙り焼き/Roast》
2 《弧状の稲妻/Arc Lightning》
3 《歓楽者ゼナゴス/Xenagos, the Reveler》
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http://coverage.mtg-jp.com/ptdtk15/decklist/014694/より引用
ただ、これを”100枚”に選ぶのは、正直ナンセンスでした。
元々の評価も高かったですし、順当に活躍したなーと言う感想ですね。
・1000枚買え!!!!!!!!
《《岸砕きの精霊》》
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結果×
おお・・・どうしてこうなった。
石を・・・石を投げないで下さい!
と、言う事で大大大大ハズレとなってしまった1000枚枠、《岸砕きの精霊》。
敗因は青単信心が復権出来るほどのカードプールでは無く、必然的に《岸砕きの精霊》が採用されるデッキが存在しなかったことでしょうか。
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この枠で《龍王オジュタイ》か《棲み家の防御者》を記していれば今頃ドヤ顔だったのに・・・トホホ。
と、言う事で反省会はこれにて終了!
気を取り直して今回の評価枠をしていきたいと思います!
【2】 マジック・オリジン編
・1枚買う
《光り葉の選別者》
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戦場に出た時に、パワーとタフネスが異なるエルフでないクリーチャーを対象として破壊する、今までに無かった能力を有しているクリーチャー。
スタンダードで、これの対象になるクリーチャーは
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そう、アブザンコントロールに入っている主要カード群!
メインボードは素のスペックだけでは及第点とは言えないので採用し辛いですが、サイドボードでは対アブザンキラーとして、黒絡みのデッキでは間違いなく検討される1枚でしょう。
・2枚買おう。
《森林の怒声吠え》
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場に出た時にライブラリーから3マナ以下の伝説でない緑のクリーチャー・カードを場に出せる豪快な能力。
“伝説でない”クリーチャーの為、同エキスパンションのパワーカードである《巨森の予見者、ニッサ》をサーチ出来ないのは残念ですが、それでもやはり選択肢のあるカードは強力でしょう。
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《クルフィックスの狩猟者》のような盤面に関係なくただ強いクリーチャーは勿論の事、《再利用の賢者》や《スズメバチの巣》などのニッチなカードをメインボードに1枚採用して、それらにアクセス出来ることはデッキに柔軟性を持たせます。
これから新しいエキスパンションが出るにつれて相性の良いカードも増えるでしょうし、期待大の1枚です。
・4枚揃える
《巨森の予見者、ニッサ》
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対処しなくてはいけない《国境地帯のレインジャー》が弱いわけがない!
…とは、基本地形の《森》しかサーチ出来ない点を考えると少し言い過ぎな気もしますが、“デッキを安定させながら後半脅威となるカード”なので間違いでも無いでしょう。
三色デッキに入れるのであれば、一定数の《森》をデッキに組み込むことを検討しなければいけませんが、前環境のアブザン大変異のようなデッキにすんなり入る1枚かと思います。
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《クルフィックスの狩猟者》との相性は特筆すべき点です。
《巨森の予見者、ニッサ》のETB能力がライブラリートップを刷新し、新たなドローを提供してくれますし、《クルフィックスの狩猟者》の能力で土地が伸びやすく、《巨森の予見者、ニッサ》を反転させ易い環境を作ってくれます。
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《精霊信者の賢人、ニッサ》に反転後もライブラリートップの土地を掃いてくれて+1能力を強く運用出来ますし、コントロールデッキの悩みの種となるコンビとなりそうです。
間違いなく使われる1枚だと思っていますが、既に評価の高いカードですので、自分が使う枚数だけ抑えておけば良いだろうと言う観点からこのポジションになりました。
・10枚買える!
《ヴリンの神童、ジェイス》
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構築級の“ルーター能力”クリーチャーと言う事で期待の1枚。
表の時のスペックが0/2と一見対処し易いように見えますが、裏になると忠誠値のスタートが5で、プラスから入ると6で盤面に干渉しますので、一気に強固なパーマネントとなります。
その為、《ヴリンの神童、ジェイス》を出された対戦相手は直ぐにこれを対処するか、展開を優先するかの裏目のある不自由な2択を迫られることになり、想像以上に相手にするとやり辛いカードでしょう。
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また、反転して《束縛なきテレパス、ジェイス》になる時は概ねマナがオープンの状態になりますので、即マイナス能力から入ってアドバンテージを得られるのも良い点ですね。
スタンダードでは青黒コントロールなどのサイドカードや、ジェスカイトークンなどのメインボードなど、あまりクリーチャーが入っておらず、使いまわしたいスペルが多く入っているデッキで採用が検討されるカードかと思います。
また、カードプールが広く、スペルの強いモダンフォーマットでも期待が持てる1枚。
下環境にも影響を与えるかも?《ヴリンの神童、ジェイス》に期待大です!
・100枚買う!!!
《潮流の先駆け》
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2マナ2/2と言う標準スペックを持ちながら場に出た時に対戦相手のタップ状態のクリーチャーをバウンスすると言う、テンポアドバンテージの塊のようなクリーチャー。
モダンでは言うに及ばず、マーフォークと言う種族になっている点から『どうぞモダンのマーフォークデッキに入れて下さい。』と神(ウィザーズ)のお告げが聞こえてきそうです。
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《霊気の薬瓶》から飛び出て来る動きは犯罪級の動きですし、《霊気の薬瓶》無くとも追加で無色2マナを払えばインスタントタイミングでキャスト出来、至れり尽くせり。
メインボードから双子の欠片コンボにナチュラルに干渉出来る点から、モダンでマーフォークを一躍トップメタに押し上げるカードとなりそうです。
と、ここまでモダンフォーマットでの評価をつらつらと書いてみたのですが、スタンダードではどうなのかというと・・・
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待たせたな!
そう、今回こそ、今回こそ青単信心の復権!!!!
前回は1000枚枠で大ゴケした《岸砕きの精霊》は早過ぎた、具体的には1エキスパンション早かったカードだったのです。
とうとう手薄だった2マナ域を埋めるエースクリーチャー、《潮流の先駆け》の他にも《フェアリーの悪党》などの地味に有力な1マナクリーチャーも加わったことですし、《波使い》と《海の神、タッサ》が使える最後の環境で、今度こそ青単信心の活躍が期待出来ます!!!!!トラストミー!!!!
・1000枚買え!!!!!!!!
《悪魔の契約》
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『マジック・オリジン』の栄えある1000枚枠となったのはまさに”黒”と、言うようなスーサイドエンチャント、《悪魔の契約》です!
額面上1:5交換を取り得るカードが弱いわけが無く、プロツアーを前にした私は常にこれを使うデッキを考えています。
皆さんも考えていると思いますが、《悪魔の契約》をどう処理するか、また処理するカードを何枚程度デッキに入れれば良いかが構築の肝となるでしょう。
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《森林の怒声吠え》の項でも記したように《森林の怒声吠え》+《再利用の賢者》パッケージでスロットを圧迫する事の無い構築も魅力的ですし、
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青黒コントロールのアドバンテージソースの一つとして組み込むのも有力な手段かと思います。
確率的には4ターン目に《悪魔の契約》を設置した場合、それから3ターン目ないし、4ターン目までに《悪魔の契約》を処理するカードを引かなければなりませんから、通常ドローが13枚程度(初手7枚、先手7ターン目までの6ドロー)加えて《悪魔の契約》の2ドローで15枚程度と考えるとデッキに5枚から8枚程度《悪魔の契約》を処理出来るカードを入れれば問題ないかと考えています。
盤面がサラの状態もしくは均衡しているタイミングでの4ターン目《悪魔の契約》はゲームエンド級の動きですし、『マジック・オリジン』と言う枠組みを飛び越え、スタンダードプールに於ける1番のパワーカードだろうと確信しています。
使うなら、対処するスペルを入れる関係から1から2枚と言うより、3枚ないし4枚の投入となるでしょう。
まぁつまり簡単に言いますと・・・・
《悪魔の契約》を1000枚買え!!!!!!!!!!!
と、言う事です!
いかがだったでしょうか、『マジック・オリジン』はスタンダードで使われるであろうカードが目白押しです。
構築意欲をそそられる素晴らしいカードが多く、とても魅力的なエキスパンションと言えるでしょう。
今回はこの辺で終わりたいと思います、次回の記事でお会いしましょうー!
市川
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